スワローインキュベート




特許技術を活用したIoTアイディアソン
開催レポート

当社スワローインキュベートとパナソニック社による共催により、2016年11月19日(土)〜11月20日(日)の2日間かけて、 パナソニックラボラトリー東京を会場とする、特許技術を活用したIoTアイディアソンを実施しました。 総勢9グループの参加者のみなさまに対して、パナソニック社の特許技術をSDK/APIしたものを使い、 音声による感情認識技術、行先提案技術、虹彩認証技術、行動検知技術を使った事業アイディアを考案していただきました。


テーマ

以下のいずれかの技術SDK・APIを一つ以上用いて、事業プランを考えよう


音声による感情認識API

音声wav ファイルを送信すると、「喜,怒,平静」を判定するエンジンとして、組み込み型SDK/クラウドAPI両対応で提供します。 利用者は教師データを提供すること無く、無作為に音声wav ファイルを送るだけで感情判定結果を得ることができます。



行先提案技術SDK/API

移動方向や速度、時間に合わせて特定のワードに対応するレコメンド結果を提供するSDKです。 SDKはiOS/Android/任意のLinux環境上にインストールが可能です。SDK利用者は、行動予測(地理情報)に基づいた情報を リアルタイムに入手でき、またセンシングデバイスの結果を織り交ぜてレコメンド情報を取得することが可能です。

虹彩認証SDK/API

非接触型の生体認証技術として、サーバーに保存された虹彩画像データとの照らしあわせることで本人認証を行います。 認証時は複数の虹彩画像を撮影することで認証率を上げます。また屋外モードへの切り替えにより外光の映り込み時にも認証可能です。



行動検知技術API

加速度センサからの情報を元に、動作や仕草を推定し、行動検知結果を返すAPIです。教師データを登録することで、 あらゆる行動検知パターンを認識することができ、ライフログや行動パターンを自動的に記録/分析することが可能です。






アイディアソン紹介

今回のアイデアソンは、総勢67名の参加申し込みをいただき、厳正なる抽選の結果、個人参加枠10名、チーム参加枠7チームによりアイディアを競いました。
アイディアソンが、メンタリングを経てうまくブラッシュアップされていくように、事業アイディアとしての強みと評価軸をリンクさせ、
各評価軸ごとに、メンターを用意することで、事業アイディアをブラッシュアップする仕組みを設けることで、アイディアソン後に事業化につながるようしました。





事業性・市場性メンター
濱崎 省吾Hamasaki Shogo
パナソニック株式会社 全社CTO室/パナソニックベンチャーグループ アソシエイト




開発実現性メンター
吉田 拓真Yoshida Takuma
株式会社スワローインキュベート 取締役 兼 CIO


特許優位性メンター
恩田 俊明Onda Toshiaki
GVA法律事務所 弁護士 兼 弁理士



煮詰まってそうなグループに対して、事業性メンターがアイディアをハックする時間を設けたり、
メンタリングルームで、各メンターとのメンタリングセッションを受けることにより、審査ポイントを加点する仕組みを設けて、
参加者のみなさまが積極的にメンタリングを受け、アイディアをブラッシュアップさせる仕組みなどを実施しました。




入賞アイディア紹介

アイディアソンで生まれたアイディアは以下の通りです。



グループ名 チームヒロオ
事業アイディア名 虹彩バンク
選定技術 虹彩認証技術

虹彩情報を経営資産としてプールする虹彩バンクサービスとして、one to oneマーケティングへの活用や、
個人認証ペイメントへの応用が可能な広がりのあるサービス。





グループ名 3人娘。
事業アイディア名 LIFE COPY
選定技術 行動検知技術

自身にとってのあこがれのモデルなどの、ベンチマークとなるカラダを選択し、
そのモデルなどの普段の生活スタイル・行動データを取得。それと比較して自分がどういう行動をしているから、
どのぐらいのスタイルの差が出るかを出し、理想のカラダに近づけていくアプリ。





グループ名 Pickers
事業アイディア名 VIPS
(VR Immersion Payment System)
選定技術 虹彩認証技術





グループ名 なちゅらリスト
事業アイディア名 ついで配送プラットフォーム
選定技術 行先提案技術




アイディアソンの様子(1日目)



特許技術を活用したIoTアイディアソンは、パナソニック社の特許技術を技術を活用した事業アイディアを競い合うイベントです。
パナソニック社の研究所において、長い年月をかけて研究開発された技術を、実用化しやすいようにスワローインキュベート社で
SDK/API化開発を実施し、アイディアソンで生まれた事業アイディアが世の中に事業として生まれ、はばたいていくことを目的として開催しております。






まずは、アイディアソンに入る前に、参加者のみなさまには、パナソニック社が描くIoTとこれからの未来を体験できる
Wonder Life-BOXツアーにご参加いただき、インスピレーションを受けていただきました。






今回のテーマとなる特許技術と特許技術SDK/APIについての説明を、開発責任者である当社取締役CIOの吉田が講演を行いました。
エンジニアでない人向けにも理解できるような形で、できるだけ図を多く、噛み砕いてわかりやすく説明をすることを心がけました。






個人参加枠の方々はチームビルディングを実施し、各グループでランチタイム。
お弁当は、パナソニック社より人形町今半のお弁当をご用意いただきました。






続いて、本アイディアソンのメイン会場となる、パナソニックラボラトリー東京に移動し、
アイディアソンのルール説明を実施しました。今回の評価基準は「開発実現性」、「事業性」、「市場性」、「特許優位性」の4つとし、
審査員による評価ポイントと、アイディアソン中にメンタリングを受けることで得られる加点ポイントの合計点で、順位を競います。






今回のアイデアソンのテーマとなる特許技術SDK/APIの選定の時間となります。
特許技術SDK/APIの説明プレゼン資料を再度読み込みながら、各グループどの技術を用いた事業アイディアを選定するのか、
開発実現性メンターへの質疑応答をしながら決めていきました。






インプットタイムと技術選定が完了したグループからアイデアソンを開始しました。
ホワイトボードを使うグループや、ふせんを貼ったり、とにかくみんなで書き出すなど、グループによって、様々なアプローチが見られました。
ちなみにアイディア出しには、チョコやポテチは欠かせませんので、すべて運営でご用意させていただきました。





全グループに対して任意のタイミングで訪問し、現状でのアイディアを1分間でプレゼンしてもらい、事業性メンターが質疑応答を実施。
事業アイディアを考える上での漏れの指摘や、弱い部分への気づきを与えていきました。






1日目の最後は、現時点での事業アイディアを3分程度で中間発表をしていただきました。
まだ詰めきれていないグループもありましたが、徐々に事業アイディアの外形が見え始めてきた印象があります。





アイディアソンの様子(2日目)



2日目は引き続き終日アイディアソンを実施していただきました。1日目に煮詰まってしまったグループもありましたが、
アイディアソン終了後に別のお店で引き続きアイディア出しを行ったグループもいたようで、2日目は朝から走り出しから各グループ全開で
アイディアを交わしあっていました。中には1日目とはまったく違うアイディアへピボットしたグループもいました。






2日目のお昼は、日本料理月村さんのお弁当をパナソニック社にご用意いただきました。
おいしいお弁当だったのですが、2日目はアイディアソンがヒートアップしていたため、
お昼休憩で休んでいるグループは見受けられず、みなさん食べながら議論を継続していたのが印象的であった。






各グループは、任意の時間にメンターを呼び出し、メンタリングルームでメンタリングセッションを、
各評価軸のメンターから受けられる時間を、各グループ10分ずつご用意しました。
また各グループがメンターと蜜に1to1で会話できる時間でもあったため、事業アイディアのウィークポイントなどを議論し、
アイディアのブラッシュアップが見受けられました。






最後に、審査員長をはじめとした審査員の方に向けて、最終プレゼンを開始しました。
みなさんプレゼン資料までもハイクオリティな作り込みで、
自身のグループの考案した事業アイディアの魅力を、十二分に伝えることができました。






審査員の方の評点と協議をもとに、審査結果の発表を行いました。
接戦となりましたが、最優秀賞は、「虹彩バンク」を考案された「チームヒロオ」に決定しました。







最後はみんなで記念撮影し、2日間のアイディアソンが無事終了しました。
参加者のみなさま、お疲れ様でした!





あとがき

運営・司会進行
大野 寿和 Ohno Toshikazu
株式会社スワローインキュベート 代表
今回のアイディアソンは、参加者のみなさまのレベルが非常に高く、魅力的な事業アイディアがたくさん出てきたのが印象的です。 僕自身は、司会進行に徹していましたが、インキュベーターとして、もっと評価やメンタリングにも絡みたかったのが本音です。

さて、今回最優秀賞を獲得されたチームヒロオのみなさまは、アイディアソンで出された事業アイディアを元に、実際に事業化に向けて動きだすことが決まりました。
そのほかにも、実際に特許技術SDK/APIを自社に取り入れたいというお声もいただいております。 我々の特許技術SDK/APIが世の中に利用され、大きな事業へ羽ばたいていただければ、嬉しい限りです。
追ってリリースなどを出していきたいと思いますので、みなさん楽しみに待っていてください。



2016年11月30日

株式会社スワローインキュベート

特許技術を活用したIoTアイディアソン運営事務局